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What's Yoridoko Workin'?「持ちつ持たれつ」から生まれるコミュニケーション

ヨリドコワーキン うめきたシェアオフィス なぜかわからないけど心地いい 持ちつ持たれつ

細川 細川

こんにちは、細川です。
うめきたのシェアオフィス『ヨリドコワーキン』改めてどういう想いで出来たのか綴っていけたらと思います。

聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大

登場人物

小川

小川

当時は、小川合名会社社長になったばかり。空室だらけの小川ビルの再生に四苦八苦。

細川

細川

当時は、小川ビルの一室を借りているフリーランスのデザイナー。ヨリドコワーキンを企画。

軽い気持ちでスタートしたプロジェクト

ヨリドコワーキンが出来たのは2014年11月。

当社が現在の代表である小川拓史(現在の代表取締役)に代替わりしたばかりのころでした。

当時の小川ビルの状況

場所は大阪市北区大淀の小川ビル(オルガワークスの本社ビル)。当時の小川ビルの状況は、空室6割という状況。リノベーションしても空室が埋まらずという状態。

そんな状況ですが、小川には不思議な自信があったようです。

小川
小川
シェアオフィスが東京で流行っているし、大阪でもやってみない!?カフェとかやりたいな〜コーヒースタンド付きのシェアオフィスとか格好良くない?

 

くらいの軽い気持ちだったけど、

細川自身もなんかできる気がしたのも事実。何が起きるかわからない楽しみが大きかった。

そんな、軽い感じでスタートしたのが始まりでした。

 

事前のリサーチはしない

僕は、こういったプロジェクトの前に、他社のシェアオフィスや世の中のことを全くリサーチしません。

この場所で、シェアオフィスをするなら何ができるか」、1から構築し、よくわからないまま作っていきました。

イベントだけはできるように

小川ビルでは、以前からマルシェをやっていたので、マルシェやイベントができるようなシェアオフィスにする。ってことだけが決まっていました。

 

テーブルのサイズなどもイベントを想定しながら作り、

「何にでも変われるもの、余計に固定しない」この点から全て落とし込んでいきました。

なので、最初に細かく決めていたわけではなく、とりあえず作りながら考えていくようなスタイルでした。

 

ネーミングはちょいダサが好き

ネーミングは100%自分で付けたい!っていう願望があるんです。

人が集まる場所なので「よりどころ…よりどこ…」って感じで閃きました。

ちょっとダサい感じが好き。

大阪は「ちょいださ」の文化。

東京は英語とか日本語っぽい響きやけど、結局かっこよく聞こえる名前が東京っぽい。だけど、大阪の人ってやっぱり「何やその名前!」みたいに愛着を持つから、ちょいださ、ちょいおしゃれなネーミングをつけるようにしています。

ネーミングは声に出して決める

ネーミングを決める時は、音楽を作る人がフレーズ考えるように、1週間くらい声に出すようにしています。言葉の意味というよりは、リズムとして、耳障りがよいかが大事。自然と耳に入ってくるかってことを考えて決めています。

 

「持ちつ持たれつ」から、生まれるコミュニケーション

持ちつ持たれつの少し面倒なシェアオフィス。

迷惑を掛け合うみたいなことですかね。

受付を置かない

例えば、何時から何時までは受付がいるってシェアオフィスが多いけど、結局は賃料に人件費が加算される。だから、ヨリドコワーキンには受付を置かない。

とはいえ、受付がやるようなことは誰かがしないといけない。それは誰かに負担がかかる。

 

郵便を受け取る、不在だったら帰ってきた時に一言かける、

それはホントはかけたくない手間で、省くべき点だからサービスになるけど、あえて省かないようにする。

迷惑を掛け合う

迷惑を掛け合わないと、このオフィスでは関係が成り立たないという状態を作っていく。そこからコミュニケーションが生まれる。

もちろん利用者さんから受付を置いて欲しいなどの声があったこともありましたが、お断りしてきました。

 

受付を置いた途端、ユーザーさん同士のコミュニケーションがなくなり、賃料が上がってしまいますからね。

 

他者を意識することが人を育てる

受付の他にも、このシェアオフィスは24h開いているので、オフィスを出る時に「他に誰かいるのかな?」「電気消したほうがいいかな?」って考えますよね。それって本当は面倒やけど、考えることをあえて一手間として残しています。

 

モジュール(シェアオフィスの区画)を決める時も、高さ何センチにするか、座ると個人のパーソナルスペースだけど、立つと誰かと目が合う、自分の場所は確保されつつも、立ってみると誰とでもコミュニケーションをとることができる高さにする。そういうった感じで作っていきました。

 

自分一人ではない、ここには他者がいることを意識できるし、他者がいるということは、見られる自分でいなければいけない緊張感、人としての自立したものがないとうまくいかないみたいなことが、結果的にその人を育てると思っています。

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