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MOSO HOMESファミリー仕様一色の住宅業界に疑問!?戸建て住宅に多様性が必要な理由

MOSO HOMES ヨリドコ不動産 MOSO HOMES お独り様向け住宅 これからの老後 シェアハウス

細川 細川

始まります。「MOSO HOMES」。

建築設計事務所「RIADO」とオルガワークスが手掛けるお独り様向けリノベーション住宅事業MOSO HOMES。

第2回目の記事は、ファミリー仕様ばかりの住宅業界への疑問や、今後の展開、これからの老後のあり方など、深掘りしたMOSO HOMESのことを語ります。

ぜひ、最後までご覧ください。

聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大

登場人物

細川

細川

オルガワークス株式会社

堀内さん

堀内さん

建築設計事務所「RIADO」代表

MOSO“単身者向けの家づくり”にビビビ

野坂
野坂
お二人の関係についてもお聞かせください。

もともと知り合いだったんですが、数年に1回会う程度の間柄だったんですが。
細川
細川

ある時、細川さんのフェイスブックで、今回の八尾の一軒家を入札し、今後は不動産も手がけるという投稿を読んだんです。

“単身者向けの家づくり”という所にビビビと感じて、是非お話を伺いに行きたいなと思ったんですよね。

堀内さん
堀内さん

 

去年の夏前ですね、堀内さんから「ちょっと事務所に行っていいですか?」って言われて、ちょうどその時、小川ビルの空き部屋でヨリドコ観光の事務所を作らなきゃいけない時だったんで、そのまま堀内さんに施工と設計をお願いしました。
細川
細川

はい、ヨリドコ観光のお仕事をさせていただきました。
堀内さん
堀内さん

 

需要と流通の着眼点、妄想はすでに始まっていた

野坂
野坂
あらためて、なぜ単身者向けの一軒家なのか、もう少し詳しくお伺いできますか?

単身者が家探しをしようとしても『1人の方って、結婚までの借り暮らしなんだから賃貸でいいでしょ?』という風潮にイラついてるんです(笑)

ポジティブに1人暮らしを楽しんで生きてる人っていっぱいいるから需要はあると思うんですよ。

流通の点から言っても、中古物件で売りやすいのは家族で住める広めの物件。狭くて小さな戸建ては、ファミリー層には住みにくいので、たくさん空き家になっている。

でも、1人暮らしには十分な広さなんですよ。

細川
細川

野坂
野坂
堀内さんも、同じように考えてらっしゃったんですか?

住宅の“ファミリー仕様”に関しては、私も大学生の頃から疑問を持っていました。
堀内さん
堀内さん

野坂
野坂
大学生の頃からですか。

とある建築士が書いた『家族は崩壊している』で始まる論文を読んだときですね。

よく考えたら、ファミリー向けの一軒家、マンションも2LDKや3LDK以外の間取りを全く目にしないことに、これはおかしいぞ!と思って、それから色んな家族を設定して考えだしたんです。

おじいちゃんと孫だけの住宅とか、レズビアンのカップルに男性のヒモがついてる場合はどんな間取りになるのかしら?っていうのを、、

堀内さん
堀内さん

野坂
野坂
レズビアンのカップルに男性のヒモ!!??

ね。すごい妄想でしょ?

そんな謎の設定を学生時代の課題でやってたんですよ(笑)

細川
細川

いろんなパターンを考えてみたんですよね。

例えば、レズビアンカップルなら扉は不要じゃない?とか、ベッドの横はお風呂がよくない?という感じで、単身者むけの戸建てもあってもいいと思います。

堀内さん
堀内さん

野坂
野坂
確かに!

堀内さんのように

そもそもなんで家族用の戸建てしかないの?』って疑問を持っている人が住宅の仕事をしているなんて、なかなか無いじゃないですか。だからこそ、型にハマらない住宅の提案が出来ると思っています。

細川
細川

野坂
野坂
どんな方が購入するのか楽しみですね!

“自由に楽しく生きていきたい!”

っていう人の中で、1人にマッチングすればいいだけの話なので。

どこを見ても同じような間取りばかりの中で、みんな、何となく自分に合いそうなものを選んでいる。

『だけど、実は1人1人、自分に合う家は違うんじゃないの?ちょっと考え直してみようよ!』というMOSO HOMESの家。

興味本位で内覧会に来てみたら、どハマりして買っちゃった!という所有の仕方は面白いかなと思いますね。

細川
細川

僕たち物件が見つかれば秒で始めます!

野坂
野坂
今後はどのように進められるんですか?

物件を見ながらフィーリングで妄想し続けます。“バスリビング”っていう設定はもっと広げたいですけど、物件次第ですね。
細川
細川

言葉は逆ですが、“リビングバス”という概念は既に海外でも出てきてますし、大学時代に考えた『やっぱお風呂の隣がベッドだろう』っていう間取りは非常に便利なので、これはどこかで実現したいです。
堀内さん
堀内さん

 

自分たちの老後のために『シェアハウスで他人と家族を作る』

野坂
野坂
当初、最初に堀内さんが作った企画書の内容はシェアハウスだったとお聞きしましたが、今後シェアハウスも手掛ける予定ですか?

はい、だって僕が欲しいんですもん!自分の将来のために必要ですよ。
細川
細川

私も欲しいんです!

私あと10年やっていけるかな?自分の将来のためにプランを立てないと!と思い立って『みんなで寄り添って生きていきましょう』というシェアハウスの企画書を書いて、去年の夏、細川さんの事務所に持って伺ったんです。

堀内さん
堀内さん

これからの家族は、血の繋がりは関係なく、どうやったら『他人と最適な家族っぽい関係性を作っていけるのか?』というのがすごく重要だと思うし、それを住宅で表現したいなと考えています。

細川
細川

野坂
野坂
他人と家族を作るとは、どういうことでしょうか?

シェアハウスって、若い子たちが住んでいるイメージがあるじゃないですか?

僕は、老後について考える世代こそ、血の繋がった家族ではなく今まで全然違う生き方をしてきた他人とのシェアを考えるべきだと思うんですよね。

細川
細川

野坂
野坂
ちょうど僕らの世代ですね。

1人で生きてきた人が、55歳ぐらいになって、老後について考え、「一個人に戻る」ときに、友達や自分の居場所、地域社会と接点など、不安になる要素があると思うんです。

そういうときに、今まで全然違う生き方をしてきた人同士が一緒に住み、世代間同士の悩み事などを解決しながら、年老いていく準備をすることは、実はものすごく必要ではないかなと思うんです。

細川
細川

“何かをシェアすることで家族になっていく”

これからの家族のあり方は、どんどん変化していくでしょうね。

堀内さん
堀内さん

野坂
野坂
なるほど!確かに単身者が多い今の時代、ちゃんと考えないといけないですね。

もう僕らは切実ですから。
細川
細川

切実すぎて企画書書いちゃうぐらいですから(笑)
堀内さん
堀内さん

野坂
野坂
具体的な予定はありますか?

特に決まっていませんが、物件さえ見つかったら、今すぐにでもプロジェクトをスタートするつもりです。

単身者向け住宅も含めて、来年以降は、年間に何棟かやれたらいいなって思っています。」

細川
細川

野坂
野坂
今後、物件によって、バスリビングに限らず、他のコンセプトになるかもしれないってことですよね?

むしろ、もう家じゃなくてもいいような気がしているんですよね。
堀内さん
堀内さん

なんか、やばいこと言い出しましたね(笑)
細川
細川

野坂
野坂
ど、どういうことですか!!?

何か、家であることの必要性が、、、まだわからないんですけど、何も具体的になってないんですけど、、家だ家だって皆さんも自分たちも言ってますが、もう家もいるのかしら?って、なんかそういう、まだぼんやりとしかない、ないですけど(笑)
堀内さん
堀内さん

やばいです!妄想が!(笑)
細川
細川

野坂
野坂
では、それについてはまた次回ということで(笑)

今後のMOSO HOMES楽しみにしています!!

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