MOSO HOMESファミリー仕様一色の住宅業界に疑問!?戸建て住宅に多様性が必要な理由
MOSO HOMES ヨリドコ不動産 MOSO HOMES お独り様向け住宅 これからの老後 シェアハウス
2023.6.5
始まります。「MOSO HOMES」。
建築設計事務所「RIADO」とオルガワークスが手掛けるお独り様向けリノベーション住宅事業MOSO HOMES。
第2回目の記事は、ファミリー仕様ばかりの住宅業界への疑問や、今後の展開、これからの老後のあり方など、深掘りしたMOSO HOMESのことを語ります。
ぜひ、最後までご覧ください。
聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大
連載お独り様向けリノベーション住宅『MOSO HOMES』
登場人物
細川
オルガワークス株式会社
堀内さん
建築設計事務所「RIADO」代表
MOSO“単身者向けの家づくり”にビビビ
“単身者向けの家づくり”という所にビビビと感じて、是非お話を伺いに行きたいなと思ったんですよね。
需要と流通の着眼点、妄想はすでに始まっていた
ポジティブに1人暮らしを楽しんで生きてる人っていっぱいいるから需要はあると思うんですよ。 流通の点から言っても、中古物件で売りやすいのは家族で住める広めの物件。狭くて小さな戸建ては、ファミリー層には住みにくいので、たくさん空き家になっている。 でも、1人暮らしには十分な広さなんですよ。
とある建築士が書いた『家族は崩壊している』で始まる論文を読んだときですね。 よく考えたら、ファミリー向けの一軒家、マンションも2LDKや3LDK以外の間取りを全く目にしないことに、これはおかしいぞ!と思って、それから色んな家族を設定して考えだしたんです。 おじいちゃんと孫だけの住宅とか、レズビアンのカップルに男性のヒモがついてる場合はどんな間取りになるのかしら?っていうのを、、
そんな謎の設定を学生時代の課題でやってたんですよ(笑)
例えば、レズビアンカップルなら扉は不要じゃない?とか、ベッドの横はお風呂がよくない?という感じで、単身者むけの戸建てもあってもいいと思います。
『そもそもなんで家族用の戸建てしかないの?』って疑問を持っている人が住宅の仕事をしているなんて、なかなか無いじゃないですか。だからこそ、型にハマらない住宅の提案が出来ると思っています。
っていう人の中で、1人にマッチングすればいいだけの話なので。 どこを見ても同じような間取りばかりの中で、みんな、何となく自分に合いそうなものを選んでいる。 『だけど、実は1人1人、自分に合う家は違うんじゃないの?ちょっと考え直してみようよ!』というMOSO HOMESの家。 興味本位で内覧会に来てみたら、どハマりして買っちゃった!という所有の仕方は面白いかなと思いますね。
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自分たちの老後のために『シェアハウスで他人と家族を作る』
私あと10年やっていけるかな?自分の将来のためにプランを立てないと!と思い立って『みんなで寄り添って生きていきましょう』というシェアハウスの企画書を書いて、去年の夏、細川さんの事務所に持って伺ったんです。
僕は、老後について考える世代こそ、血の繋がった家族ではなく今まで全然違う生き方をしてきた他人とのシェアを考えるべきだと思うんですよね。
1人で生きてきた人が、55歳ぐらいになって、老後について考え、「一個人に戻る」ときに、友達や自分の居場所、地域社会と接点など、不安になる要素があると思うんです。 そういうときに、今まで全然違う生き方をしてきた人同士が一緒に住み、世代間同士の悩み事などを解決しながら、年老いていく準備をすることは、実はものすごく必要ではないかなと思うんです。
これからの家族のあり方は、どんどん変化していくでしょうね。
単身者向け住宅も含めて、来年以降は、年間に何棟かやれたらいいなって思っています。」
今後のMOSO HOMES楽しみにしています!!