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YORIDOKO FUDOSAN物件仲介だけではなく中身も提案する「ヨリドコ不動産」

ヨリドコ不動産 ビジネスの勘所 中身も一緒に提案する不動産屋 勝手に提案するスタイル

細川 細川

こんにちは、細川です。
今回は僕らが運営しているヨリドコ不動産について説明します。

聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大

登場人物

小川

小川

オルガワークス代表取締役。ヨリドコ不動産では資金調達や大家業務を担当。

細川

細川

オルガワークス専務取締役。ヨリドコ不動産では、物件に合わせたコンサルティングを担当。

EGDEさん

EGDEさん

ヨリドコ不動産名義として、初めての顧客「メンズアンダーウェアブランド」

事業内容は、中身もセットで提案する不動産仲介

ヨリドコ不動産を一言で言うと、

物件仲介だけではなく、ソフト面も提案する不動産屋です。

 

お客さん
お客さん
〇〇がしたいんです!
こういう場所で、こんな空間にするのが、あなたに合っていますよ
細川
細川

という感じで僕らが物件を探して、一緒に作りあげていく。

 

つまり、一般的な不動産屋さんなら、建物やお部屋を単に仲介するのがお仕事ですが、僕らはそれだけじゃくて、物件とお客さんにマッチした中身を一緒に提案しています。

これが僕らが不動産部門の意義です。

 

 

ヨリドコ不動産名義の最初のお客様「メンズアンダーウェアーブランドEGDE」

改めて自分たちがやっている仕事に名前を付けたのが、ヨリドコ不動産と言うことで、以前から、大正メイキンや、お隣の写真スタジオなど、実際は以前から同じようなプロジェクトをやっているんです。

 

過去にしてきたことの延長を展開していくのがヨリドコ不動産になると感じです。

ヨリドコ不動産名義としては、メンズアンダーウェアブランドのEGDEさんが初の事例になります。

 

小川
小川
元々この二階の部屋は自分と父親が空室だからと、事務所と使っていたところなんです。イメージは広くて暗くて、正直あんまりいい印象ではなかった部屋でした。それがこんな部屋になるとは!
細川
細川
デザイン&コーディネートはGRAVITYの春名さんにお願いしました。キリっとした緊張感の中に女性目線の上品さを盛り込んでいただきました^^

 

 

勝手に提案するスタイル

2Fに入ってくれたEGDEさん。

当時EGDEさんが入ってたビルが、ちょうど建て壊しするとのことで、立ち退かないといけない状態でした。さらにいうと、オーナーさん自身もやってみたい、変わりたいって前向きな気持ちが大きかった状態でした。

 

小川
小川
もともとEGDEさんは友達で、立ち退きの状況ってことは関係なく、元から僕たち2人(小川と細川)で「EGDEさんが、ここ入ったらいいよねー」って会話してました。

 

日常会話の中で小川は軽い感じで誘いつつ、僕は囁き女将のように小川に指示しつつ笑。

小川
小川
最近どうなん?今の場所、仕事しづらくないん?小川ビルの2Fが空いてるよ。遊びに来たらー?

 

 

そして、EGDEさんのことを分析し、今後の展開などを書いた提案資料を作って、

「実はね、、、」って勝手に提案するんです

 

ある程度陰影をつけた水彩画で風景を描いて見せていたところに、黒い輪郭をつけて立体的になったものを絵として見せる。

と言うような感じで提案しました。

 

 

店舗は不要派だったEGDEさん

当時EGDEさんは、店舗は持たずに百貨店と楽天におろしてました。

小川
小川
「実店舗はめんどくさい」って最初に言われたことを覚えてます。

 

僕たちからしたら、全国にすごいファンがいて入れ食い状態なんだから、

3年前くらいから実店舗を持っていたほうがいいと思ってたんです。

 

実際に2020年の7月にプレオープンしたとき、いろいろあったご時世の中なのにすっごい密で、冷房も効かないくらいお客さんが来てくれたんです。2日間の目標が1日で達成するぐらいで本人たちもビックリ。

その時にお店を持つ意味をわかってくれたみたいです。。

 

当事者がお店を持ちたいって思った時には、だいたい遅いけど、

客観的にオンタイムで言ってあげるといいタイミングでお店を持つことができて、その重要さにも気づいてくれる。

これが僕らの役割で、これがすごく大事だと思ってます。

 

 

部外者だから見えること

オーナーさんは

EGDEファンの人たちは「商品が好きでいてくれている程度」だと思ってる。

 

対して、僕らは、EGDEファンの人たちは「ものすごい熱量でこのブランドが好き」だと感じている。

だから「店舗を持った方が良い、ファンの人たちと会える場所を作った方がいい」と、ちゃんと第三者が言ってあげることが大切だと思っています。

 

お客さんと会える場所が必要

僕らもアパレルブランドTENG STORE OSAKAを運営していていつも思うのですが、ある程度はネットで完結するけど、

お客さんと会える場所は、やっぱり必要だと考えています。

 

大阪近郊の人はお店に、遠方の方は年10回の展示会に、お客さんが日頃の思いのたけをぶつけに来てくれます。

 

お客さん
お客さん
TENG STOREの服を着て、こう言う風によくなった!

って、ダムが決壊したかのようにいっぱい思いを伝えてくれるんです。

 

 

こうやって、お客さんのお話を聞いておかないと、

お客さんが消化不良を起こして2度と来てくれなくなるんですよね。

だけど、ちゃんと言葉を返していたら、さらにファンになってくれる。

 

直接「ありがとう」を言ってもらえると嬉しいし、一気に距離感が縮まる感じがします。

そう言う人が大阪に遊びに来たときはお店に来てくれるし、テンチョスにご飯食べに来てくれたりしますね。

 

 

EGDEさんのお店は辺鄙(へんぴ)な場所がいい

細川
細川
辺鄙(へんぴ)な場所がいいと思ったんです。

 

だから、小川ビルの2Fに入ってもらいました。

百貨店に出店しているから、梅田とか心斎橋に出す必要はないなと思って。

商売っけなく「ショールーム程度ですわー」って言えるくらいの感じがちょうどいい。

EGDEさんだからできたことですね。

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