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TENG STORE OSAKA痩せてる人至上主義のアパレル業界に一手

TENG STORE OSAKA オリジナルブランド 僕らは好んで太ってる 大きめサイズのメンズブランド

小川 小川

こんにちは!小川です!
大阪市北区にある僕らが運営している大きめサイズのメンズアパレル雑貨のTENG STORE OSAKAについてお話します。

聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大

登場人物

野中店長

野中店長

TENG STORE OSAKA店長。オリジナルブランドLACの全てのデザインを手掛けている。

小川

小川

オルガワークス社長。ただただ洋服が好き、野中店長をバックアップ。

細川

細川

オルガワークス専務。TENG STORE OSAKAには途中から参画。主にイベントなどの集客やサポートを担当。

痩せている人至上主義の業界

そもそも太ってる人むけの服をポジティブなイメージで作ってるブランドは
ほとんどなかったと思うんです。

今でも「太ってるやつモテへんやろ〜」「モテる服教えたろ〜」って、

まるで大家と店子(たなこ)関係みたい。

女性の世界もそうじゃないかなって思うんです。痩せてる人至上主義。

 

海外の人はプライドを持ってる

渡辺直美さんのおかげで日本でもポジティブに服を楽しめるようになってきたけど、

そもそも海外だと当たり前だし、自分の体型にプライドを持ってるんですよね。

 

だけど日本のアパレルブランドは未だに

普通サイズで商売で完結するけど、「あまりの布で、大きいのも作っといたわー」っていう感じが

伝わってくるんですよね。

 

ほんとに種類が少なくて、正直、虐げられてた存在だった気がします。

 

 

服屋さんに行くのが嫌になることも

有名ブランドのショップに行った後、「騙された」ってみんな言いますね。

「入りますよ」って言われて着たら、全然入らなくて

「羽織る感じで」とか言われて、無理して売られるんです。

 

こう言う経験から服屋さんに行きたくなくなって、

ネットでとりあえず大きい服を買えば良いって思っちゃってる人多いと思うんです。

店員さんも「うちでお客さんの体で入りそうなのは〜」って苦しくなるし、
買う側も「もう良いです良いです」って悪いな〜ってなる。

ファストファッションは日本人の平面的な体型に合わせて作られているけど、

ちょっとずれた体型をしている人には合わない。

 

自ら好んで太っている

僕らのお客さんは自ら好んで太っている。

10年以上かけて、ジムに通って体を大きくしたりとか。

ブランドに当てがわれた服では満足できない。むしろ尖りたい。
この体型だから、体型を生かした服でおしゃれしたいって、ニーズがある。

それに、世の中街を歩いている人の40代の2人に1人は太っている。

 

細川
細川
だから需要があるんです。

 

一般のX Lサイズは身長が高い人向け

例えば、有名ブランドでXLの服を買いました。

着れたけど、めっちゃ丈が長い。めっちゃダサい。

  • 手が短いし身長低いけど、入るのがXLだからそれを選ぶしかない。
  • お直し屋さんで直してもらうか。
  • もうその服は諦めて、他の店で体型に合うXLの服を探すか。

これが僕らの世界。

XLの服を着こなす人=身長でかい”想定しかされていない。

165cmで100kgと、180cmで100kgだと違うでしょ?

 

ただ大きいじゃなくて胸の幅とか丈とか、日本人にあった太めの服がない。

 

ビジネスの服は、オーダーメイドがあるけど、カジュアルな普段着として楽しめるものがない。

これが僕らのストレスだったことです。

 

 

喜びの第一声

TENG STOREで試着した時のお客さんの第一声、

「ボタンしまったー」「ぴったりやー」

っていう喜びの声

 

自分の体型に合うものがあるって言うのは、喜びなんですよ。

普通の体型の人からはわからない。スタートラインが違う。熱の上がり方が違う。

一般体型の人は店が10件並んでいたら、どこに入っても着れる服を買うことができるし、ローブランドからハイブランドまで全部の服が、自分の体にあった服を出してくれていると思ってる。

 

だから、一つのブランドに対する熱量はそんなにないんです。

 

けど、僕らのお客さんは、

「あんたらが頼みの綱やー頼むで!展示会あったら言うてやー!」

って言ってくれるし、大切に着てくれる。洗い方まで聞いてくれる人もいます。

 

 

僕らのお客さんは、純粋にファッションを楽しんでくれる

「次は何をしてくれるんだろう!」ってワクワクしてくれている人ばっかり。

前のあのシャツを、また欲しいってことも言うてくれるたり、現状をすごく楽しんでくれるんですよね。

男性はスペックで服を選びがち

たいてい男性の洋服好きはファッション自体を楽しむっていうより、ブランドとか値段とかスペックにこだわってる人が多いみたいなんです。

 

だから、服屋行ってジーパン触ってると

「それはどこどこの〜〜〜」って店員に話しかけられる。僕からしたら「一回黙ろか?」って感じ。

 

同時に、男性は頭で入っていくんで、

デザイナーさんのコレクションを収集するっていう感じで服を買うところもあるんだと思います。

こういう服の選び方は

純粋にファッションを楽しんでいるっていうのとはちょっと違う

個人的には思います

 

その分のうちのお客さんはうちの服を着ると楽しくなるって気分で着てくれているので

みんなああやこうや言わないでいてくれるみたいです。

 

細川
細川
僕にとっては、「かわいいでしょー」としか言わないよく行くセレクトショップの担当の女性店員の方がいいんです。
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