FLAT IS GOOD!仕事が楽しくなるしかない!頭がフラットになると早く正確に判断できる。
コラム ウルトラニュートラル ビジネスの勘所 分析力と経営判断 経営者のなんたるか 雇用のマッチ
2020.11.26
こんにちは、細川です。
社長小川拓史を戦える経営者にすべく、オルガワークス設立から3年間、裏テーマとして取り組んできた小川改造計画。経営判断を早く的確にできるようになるためは?についてお話します。
聞き手/文
ヒトト製作所 野坂大
連載正確な経営判断はフラットな人間関係から
フラットな状態で出てくるのが、本来のビジョン
全てのことがクリアになった上で、何をすべきかって考えないと、経営者は理にかなった事業が展開できない。
親の目とか世間の目とか、自分で認められない自分とか、そういったわだかまりがある状態で、作った理念とかビジョンなんてものは所詮まがい物。
全てフラットにした状態で出てくる、純粋なやりたい欲求が本来の経営者の考えるべきビジョン。
だから、全てをフラットにする必要がありました。
頭の中を常に透明な状態にしておく
僕は頭の中が常に透明な水であるべきだと思っている。
雑多な部屋だったら、腐ったもの、汚いものがあっても気にならないけど、綺麗な部屋に腐った瓶があったらすごい嫌じゃないですか。
白いところに点があれば、それをどう線で結ぶべきかと俯瞰してすぐ判断できるけど、ぐちゃぐちゃしている中で点と点があっても他に要素があると関係性が見えなかったりしますよね。
だから頭の中もきれいな透明にしておくことで、濁ったものが入ったら、入った瞬間に対処できる。結果、判断が早くなる。
この3年は、小川の判断を速くするために、彼のヘドロの溜まっていた器の中身を捨てて、綺麗に洗って綺麗な水を入れた期間。
これからは「もっと仕事が楽しくなる」しかないんです。
情報分析力があがり、言語化できる
情報をどう整理しながら、どう感じながらやるかってのは仕事をする上ではすごく大事ですね。感じ方もできるだけ言語化して情報を共有しています。
あるお店に行ったとして、この空間はどういうもので構成されているとか、なぜ居心地がいいのか悪いのかという原因をその時に見極めて、自分の中で整理できてると、後で引き出しで使うことができる。
食事にしても、なぜこの時期にこの味付けで出されたのかを考えておくことで、次に何か食の場を提供するような事業をやる時にはそれが引き出しとなる。
情報がパズルのピースに見える
分析力を上げると、パズルのピースを集めるような感覚になるんです。
パズルって、緑は緑で、赤は赤で色が似てるから集めておこうって、大雑把に始めようとするじゃないですか。けど、パズルのピースをちゃんと見て、一つ一つ分析すれば、ここに出っ張りと引っ込みがあるので、ここには、このピースがハマるということがわかる。
つまり、ピースの形が明確になっていれば、事業のスピードは上がる。
『一つのピースを見る感受性を持つ』という段階を明確にやる必要があるんです。
例えば、僕らが運営しているテンチョスに、一人でふらっときたお客さんがいて、そのお客さんのことを「すごくいいな、この人となら何かできそう!」と思ったとき、その人のピースの空きを見つけて、ハメてしまえば一つの事業が成り立つわけですよ。
パズルの精度が高いと、無駄がなく誰も傷つけない
しかし、分析の精度が低いと、パズルでいうと、ピースを親指でググッと押しこんで、入った気になる。それが後でハレーションになり、それが原因で事業がうまくいかなくなるんです。
ピースの形が明確になっていれば、マッチングのスピードも速いから、絵が完成するスピードも速いんです。スピード感が必要。
オルガワークスはいろんなことをやって手数が多そうって思われるけど、めちゃくちゃ手数は少ないんですよ。情報の分析の精度を上げることによって無駄もないし、誰も傷つけない。
パズルのピースってのは人間性とか得意不得意を表していて、
その人のままの姿で、力を発揮できる場所に、はめることができると無駄なくみんなが力を発揮できる。
最低限の手数で最大限の力を発揮する。
これからのオルガワークス
来年は本格的に事業の展開をスタートをするので、新しいことに挑戦するための大きな課題はいくつかあります。
3人っていう会社で臨むには大きいけど外部との連携のおかげで、30人規模の課題に対応できる準備ができてきたかなと思っています。
TENG STORE OSAKAのECサイトも今後、海外に越境して行こうと思っていて、うまく行けば、海外に僕らが出かけていくことも見込んだ上でチャレンジしたいとも思ってます。